血糖値と糖尿病との関係について

日本糖尿病学会では、正常な食後血糖値の範囲を70~140mg/dlとしています。
これが一般的な基準値です。

さらに細かく分類すると、

  • 空腹時の血糖値が110mg/dl未満
  • 食後2時間の血糖値が140mg/dl未満

この場合を「正常型」と呼びます。

ただし、この範囲内に入っていても、油断は禁物です。

特に、空腹時の血糖値が100~109mg/dlの場合、
「正常型」ではあっても「正常高値」に分類されます。

この状態は、将来的に糖尿病になるリスクが高い可能性があるため、健康管理がより重要です。反対に、正常型の範囲を少し外れていても、すぐに糖尿病と診断されるわけではありません。

また、以下の基準を満たす場合には、糖尿病予備群(境界型)として注意が必要です。

空腹時血糖値が110~126mg/dlの場合:「空腹時高血糖」
食後2時間血糖値が140~200mg/dlの場合:「食後高血糖」

空腹時血糖値が110~126mg/dlの場合:「空腹時高血糖」食後2時間血糖値が140~200mg/dlの場合:「食後高血糖」

これを踏まえて、主宰の若林歯科医師のクリニックでは

  • 空腹時血糖値が110mg/dL以上(空腹時高血糖~)
  • 食後血糖値が140mg/dL以上(境界型~)

これらの場合に内科医への受診をお勧めしています。
加えて、患者さんの状態や既往歴を踏まえて判断することもあります。